(´・ω・`)ノシ

うまくいけば今日中に帰省できるかな、とか思ってたんですが
ちょっと甘かったw

っていうか、この時期に台風だなんて、やっぱり日ごろの行いのせい?
\(^o^)/

で、台風ネタでスレに投下してみたんですが
またまた予想外の展開にw

いつも拍手ありがとうございます。

SSは↓からどーぞ。


 大型の台風が接近中であったその日のこと。

 朝には単に雨脚が強いだけだったものの、午後に入ってからは案の定というべきか、暴風雨警報が発令される、なんてことになっちまったらしい。
 こんなことなら最初から休校にしてくれたらよかったのに、とか今更考えたところで虚しくなるだけだからやめといた方がマシだぜ。
 などとどうでもいいことを脳内に廻らせつつ迎えた放課後には、教師どもから警報が出たために無理して帰らなくてもいいなんてアナウンスが出される始末だ。
 まあ、大半の生徒たちは、部活動にも支障があるだろうし、残っていてもしょうがないということで、びしょ濡れを覚悟で無理に帰る模様であった。
 しかし、何となくというかやはりというべきか、俺がパブロフの犬の如く、旧館の三階の一角に足を運んでしまうのはどういうことなのだろうかね。

 文芸部室で俺を待っていたのは、大皿の上にてんこ盛りにされた、キツネ色の大量の塊だったのだ。
 思わず声を上げてしまう俺。
「お、おいハルヒ、いったいなんだ、この大量の揚げ物は?」
 既に室内にいたハルヒはその内の一つをさも旨そうに頬張りながら、このバカ、何を解りきったことを質問するのだろう、といったような調子で答えてきた。
「あらキョン、決まってるじゃないの。コロッケよコロッケ!」
 いや、コロッケは解らんでもないが、何でまたこんなに大量のコロッケがこんなところにあるんだ?
「なに言ってんのよキョン? 台風の日にはコロッケってのが定番でしょ? ほら、みんなの分まであるんだから、キョン、あんたも食べなさいよ。一人頭十六個だからね。あたしはもう三個も食べちゃったけど」
 ちょっと待て。何で台風とコロッケが関係あるんだ? 大体、そんな揚げ物の類は保存とかそういうのにも向いてないんじゃないのか?
「もう、あんたってシャレってものがわかってないわね。後で『台風コロッケ』でも検索しときなさい」
 検索って、ネットスラングとかの類なんだろうかね? で、実際そのコロッケの出所はどこなんだ? まさか学食とかから失敬してきたとかじゃないだろうな。
「なによ、そんなことするわけないでしょ! 実は家庭科の調理実習のときにたくさん作りすぎちゃったんで、せっかくだから有希と一緒にこれだけ確保して運び込んでおいた、ってのが真相なんだけどね」
 うーん、そういうことなら納得だ。しかしちゃっかりしてやがるな、コイツは。
「それにしても今日はみんな遅いわね。肝心の有希もまだ来てないだなんて。もっと少なくてもいいんじゃない? ってあたしが訊いたときも『……これだけは必要』って譲らなかったぐらいだったのに」
 ハルヒに何か意見する長門、というのはそれはそれでレアなシチュエーションだな。何となくその場を目撃したかったような気もする。
「でも、みくるちゃんも古泉くんもまだ来てないなんて、どうしちゃったのかしら?」
 さすがに三人ともが何も言わずにこの風雨の中を帰っちまったとは俺も思えないがな。
「あたし、ちょっと外見てくるわ。入れ違いになるといけないから、キョンはここで待っててちょうだい」
 そう言って出て行こうとするハルヒを俺は何故か呼び止めてしまった。

「ハルヒ!」
「って、キョン? なによそんな大声出しちゃって」
「何か心配だから、俺も一緒に行く」
「ちょっと、心配だなんて……いくらなんでも大げさすぎるわよキョン」

 心配……そうか、思い起こせばあの孤島での合宿のときも台風だったな。
 よく考えたら、アレって俺とハルヒの二人は遭難しかかってたといっても間違ってなさそうだしな。崖から落ちたり、ずぶ濡れで洞窟に避難したり……。
「別にここは学校だからあのときみたいに崖から落ちそうになったりとか、そんなバカみたいなことがあるわけないでしょ?」
「そういう問題じゃねーだろ。外は風だって強いんだし、何か飛んで来たものが当たって、お前に怪我でもされたら俺が堪らん」
 ハルヒは一瞬ポカンとした表情になったが、すぐに例の怒ってるんだか何だか解らんような感じになって俯いてしまった。しかし、気のせいか顔が少し赤い気がするな。どうしたんだ?
「な、なによ……でも、そこまでキョンが言うんだったら、あたし……」
 って最後の方は口篭ってしまって聞こえないいじゃないか、おい。
 と、ハルヒは何故か目の前でモジモジしている。なんだ、トイレにでも行きたいのか? 我慢は身体に悪いぞ。
「ばっ、バカキョン! と、とにかく、やっぱりあんたはそこで留守番してなさい。いいわねっ!」
 いきなり怒鳴りつけたかと思うと、ハルヒは大股歩きで不機嫌そうに出て行ってしまった。
 全く、何なんだよ、一体?

 さて、こうして待っていたところで、一人だとさすがに詰まらんな。

 ふと、目の前に山積みのコロッケを見た俺は、何となくその一つを手に取った。
 そのまま一口齧る……うん、もう冷めてはいたものの、カラッと揚がった衣のサクサク感と中身の具のポテトのハーモニーが絶妙だ。
 これは正直旨いな。しかし、さすがに一人で十六個も喰うのはいくらなんでも無茶だろ? とかいいながら、俺も既に三個目を口に運んでしまっているのはどういうことなんだ、おい。

 それにしても、妙な気分だな。

 朝比奈さんに長門、ついでに古泉も含めておいてやることにするが、みんながまだ来ていないことも気には掛かっていた。

 でも、それ以上に……何で今、目の前にハルヒがいないってだけで、俺はこんなに落ち着かない気分になるんだ?

 実際には、ハルヒが出て行ってからまだ三十分程度しか経っていなかったのであるが、そのときの俺には既にもう何時間も経過しているかのように感じられたのだ。

 駄目だ、もうじっとしていられない。
 耐えかねた俺が外に出ようとドアを見たまさにその瞬間、

 どかん!
 派手に音を立ててドアが破れんばかりに開く。危ないな、もう少し接近していたら巻き添えを喰うところだったじゃねーか、おい?

「いや~参っちゃったわね、もう! すっかり濡れネズミじゃないのよ」

 ずぶ濡れ状態のハルヒが飛び込んできたのだった。

「おいおい、まさかこの台風の中を本当にほっつき歩いてたんじゃないだろうな?」
「バカ、さすがにそこまではしてないってば」
 訊けばハルヒは、渡り廊下で通りがかりの教師が風に書類を飛ばされてしまったのを、わざわざ追いかけていって無事全部回収してきたやったのだとか。
 やれやれ、俺なんかじゃそこまでの真似はさすがに出来そうもないな。猪突猛進というか、思い立ったら即行動なハルヒらしいと言えばそうなのかもしれない。
 なお、念のため断っておくが、これは皮肉でもなんでもなく、純粋に感心したってのであって、それ以上でも以下でもないぞ。
「ああん、でもこんなに濡れちゃった後じゃ、いっそ思い切ってその辺でも探検して来ればよかったかしら?」
「ってアホか! ……ほれ」
 俺はハンガーに掛かっていたタオルを取るとハルヒに放って渡した。

「あ……ありがと、キョン」

 目をパチクリして答えるハルヒ、だが、いくらなんでもちょっと濡れ過ぎなんじゃないのか、お前?
「そうね……確かにもう下着にまで染み込んでグショグショになっちゃったんだもんね。でも困ったわね……さすがにこのままだとあたしも……くしゅん!」
 それみたことか、盛大にくしゃみをするハルヒを見て俺は深く嘆息するのだった。
「あー、イヤだわ。ねえキョン、どうしよう。着替えようにも、あたし今日は体操服持ってきてないし……」
 って、俺だって今日は持ってきてないぞ。そんなのクラスが同じなんだし、お前が知らないわけないだろうに。
「みくるちゃんのコスプレ衣装を借りようにも、ちょっとあたしとはサイズが合わないのよね。うーん……」
 恐らく、合わないというのは、全体的にサイズが小さくて、でも一部分だけは余ってしまうというようなことなんだろうかね?

 と、ふと俺に閃くものがあった。

「なあハルヒ……」
 部室内には二人きりしかいないのに、何故か俺はハルヒに耳打ちして、その思い付きを話した。
「って、バカ! なに考えてるのよキョン? そんな格好、恥ずかしくて出来るわけないじゃないの!」
 ほう、その恥ずかしい格好を朝比奈さんにさせて「ちょっとみくるちゃん、そんなに恥ずかしがらなくてもいいじゃない」なんてこと言いながらデジカメで写真撮りまくってたのはどこの団長様でしたっけ?
「うっ!」
 それに、そのままだとハルヒ、お前風邪ひいちまうだろ? 背に腹は代えられないと思うんだがな。

「……わ、解ったわよ、もう。じゃあキョン、あたしは着替えるから……」
 ってハルヒ、何を睨んでるんだ、お前?
「だから着替えるって言ったでしょ。いいからさっさと出てけー!」

 ハルヒに尻を蹴っ飛ばされて俺は廊下に飛び出した。
 やれやれ、恥じらいがあるのはまあいいことだとして、もうちょっと手加減ってものを覚えて欲しいんだが、無理な相談なんだろうかね?

「キョン……もういいわよ」
 ハルヒの声が掛かったので、俺はまた部室内に逆戻りだ。
「……ハルヒ、その……」
「な……なによキョン?」
「とっても……似合ってるぞ」
 
 
 
 
 
 
 
 
 
「アホー! やっぱりあんた、あたしのことバカにしてるんでしょ、もう!」

 って、殴るなよ。こら、怒るなって。俺が悪かった。もうからかったりしない!

 俺はカエルの着ぐるみに身を包んだハルヒに向かって必死に謝った。
 ハルヒは真っ赤な顔で恥ずかしさと怒りのためかむっつりした表情だ。
「ほら、コレ喰って機嫌直せよ」
 コロッケを一つ取って俺はハルヒに差し出す。この格好だと手が露出してないから自分で取れないだろうしな。

「ほんとにもう、キョンったら……」

 ハルヒは俺の手からモソモソとコロッケを食べ始めた。こうしてみるとカエルをコロッケで餌付けしている図、には到底見えやしないか。

 とかなんとか言いつつ、俺も内心の心の乱れを悟られないようにすることで精一杯だったのだ。
 部室の片隅には、まさかこの時期から稼動する羽目になってしまった電気ストーブが熱エネルギーを放出していた。
 その前に置かれたパイプ椅子に掛けられているのは、ハルヒがつい先程まで着ていたもの一式全て……要するにそこには下着類も含まれていたわけで……。

「ちょっとキョン、どしたのあんた? 何だか目が泳いでるような気がするんだけど……」

 ハルヒの指摘に肝を冷やす俺。
 いや、仕方ないだろ、思ったよりそのカエルさんスーツ着ぐるみがタイトなせいで、ハルヒのボディイラインがハッキリ解ってしまうだなんて、俺の口からは間違っても教えられない。

「もう……キョンったら、やっぱり変よ」

 マズイな、このまま二人きり状態が続くのは非常によろしくない。

 ああ、朝比奈さん、長門……なんならこの際は古泉でも構わん。
 早くこの二人きりなんて状況を終わらせてはもらえないだろうか、と俺は心の中で願いつつも、目の前のハルヒの姿からはずっと目を離せないでいたのであった。


台風⇒コロッケな流れはまあお約束だからいいとしてw
ハルヒにカエルさんスーツを着せたのはほんの出来心だったのに
何故かスレの住人さんの食いつきが妙なことにwwwww


てなわけで、家に帰ってからカエルさんスーツのラクガキをしますたよ。
ってことは、SSはいつかいてたんだ? wwww

haruhi_frog_suit



6 Comments to “台風といえば……”


  1. モカろう — 2008/09/20 @ 00:55

    コロッケw
    あぶねえ。台風ネタにしなくて良かったぜ。
    こんなssと一緒のないようにしたら、秋人さんのが汚れるとこだった。
    もうごにょごにょネタなもんで(脳内構築のみ)w

  2. 蔵人 — 2008/09/20 @ 01:31

    ちょ、ハルヒ無防備すぎwww
    下着ってまさかパン(ry
    喜ぐるみなのにタイトってないわー、やばいくらい可愛いもんww

  3. Gimma_Akito — 2008/09/21 @ 00:45

    コメント返信まとめて失礼いたします。
    いつも本当にありがとうございまっする!

    >モカろう様

    >>コロッケ
    定番ですからw

    >>汚れる
    いえいえ、そんなに卑下なさらずに。
    SSはファンタジーなんですよ。作品に罪はない!

    >>ごにょごにょ
    期待してますw

    >蔵人様

    >>無防備
    そこがハルにゃんの魅力さ!!

    >>下着
    ええ、カエルさんスーツの中身は全rうわなにをするやめr

    >>タイト
    いや、そこはお約束ってことでw

  4. どっさり — 2008/09/21 @ 01:23

     カエルの着ぐるみを選ぶとは。そうか。バイトの時はハルヒだけ着てなかったわけだし。どうしても見てみたかったんだね、キョン(笑)
     

  5. 911 — 2008/09/21 @ 01:46

    まさかカエルの着ぐるみに萌える日がくるとは……ww
    これはキョンも「正直、たまりません」ってワケですねww
    しかしスレでこのSSを見た後妙にコロッケ食いたくなったのは内緒です。
    台風コロッケ、3個食べてしまったとこまで再現ナイスでしたw

  6. Gimma_Akito — 2008/09/23 @ 00:48

    コメントまとめて返信&遅くなりまして失礼いたしました~ノシ
    本当に感謝感激アメフラシ~!!

    >どっさり様

    >>どうしても見てみたかった
    実は自分も見てみたくてラクガキしてしまったというww

    >911様

    >>まさか
    自分が一番反応におどろいているって、もうねwwww

    >>再現ナイス
    まあ、せっかくなので忠実にw
    当時は何か自分も腹減って仕方なかったですw



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