(´・ω・`)ノシ

止めた方がいいと解っていてもついやっちゃう二連投w
しかも自分ではリサーチのつもりってんだから意味不明\(^o^)/

まずは一つ目どうぞ。


 人間というものは誘惑に弱いものである。それは我らの偉大なる最高指導者にしてSOS団の団長である涼宮ハルヒその人も例外ではないのだった。
 まあ、俺がそんなことを言えた義理ではないのは今のこの惨状を目の当たりにすれば明らかであろう。
 俺は、いつだったかの夏合宿で金輪際酒を飲むのは止めておこうと決心していたし、ハルヒも『二度と酔っぱらったりはしない』と表明していたはずなんだがな。

「くぉら~、キョン! なにそんなに憂鬱そうな顔してんのよ。さっきからコップが全然空いてないじゃないの」
 すっかりトラと化したハルヒに絡まれ、俺は溜息の後に目の前の液体を無理矢理自らの胃袋に流し込んだ。
 さて、俺の意識が確かな内に今回の経緯、というか大まかな流れって奴を説明しておこうと思う。――すまん、ひょっとしたら最後まで説明できんかも知れん。
 ………
 ……
 …

「ねえ、キョン。冬といえば、やっぱ鍋よね。というわけで、今度の土曜日には市内探索の後で有希の家で緊急鍋パーティが開催される事に決定しました。みんな、いいわねっ!」
 相変わらず何の脈絡もなく宣言するハルヒである。
「いきなりだな。今度の土曜、ってそりゃ明日のことじゃないか。みんなにも都合ってものがあるだろ。――おい長門。お前ん家が会場らしいけどいいのか?」
「わたしは構わない」
 訊くだけ無駄、とでもいうかのように、本から目を離さずに答えた長門の様子はこれまでと全く変わらないものであった。
「鍋ですか。そういえば僕も、この冬の鍋料理というのはクリスマスパーティのとき以来ですね。実に楽しみですよ」
 古泉は古泉でいつものスマイル・モードだ。
 まあ、お前がこういったことを断るなんて、俺は端から思ってやしないさ。
「そうね――せっかくだから鶴屋さんも呼ぶことにしましょうよ。みくるちゃん、連絡お願いしてもいいかしら」
「あ、はい。わかりましたぁ。……えへへ、鍋かぁ。――そうだ、キョンくんはどんな鍋料理が好きなんですか?」
「そうですね。俺は肉でも魚でも、好き嫌いはないから何でも来い、って感じですけど」
 朝比奈さんのニッコリにつられて、俺も笑顔で答えてしまう。ああ、そうさ。この流れになってしまったら、俺にはもうどうしようもないじゃないか。
 罰ゲーム的な闇鍋、なんてのは遠慮したいところではあるのだが、まあ、クリパのときのハルヒ特製鍋のことを考えればそんなに心配する事もないだろう。
 この程度の催しに掛かる労力でハルヒの退屈だとかフラストレーションとかが解消可能であるなら、それで良しとすべきなんじゃなかろうか。
 なんてことを思っていた俺の考えが甘かったのは、以降の展開を見るまでもないことなのかも知れんな。

 土曜日の夕刻。

「いやあ、みんなっ! ごめんごめん。今晩はどうしても外せない用事が急に入っちゃってさ~。その代わりってことでもないんだけど、差入れに飲み物類をちょろ~んと置いていくからっ」
 長門のマンション前で、鶴屋さんは大変申し訳無さそうにドタキャンのことを謝罪すると、『ちょろ~ん』どころではない大量のドリンク類を置いて、
「それじゃあ、また今度ねっ。次の機会があったら、あたしも是非とも呼んで欲しいにょろ~」
 と、疾風のごとくその姿を消失させた。

 で、どうするんだ、この大量の飲み物。
「そうですね。とても我々だけで消費しきれる量ではありませんが」
「まあ、いいんじゃない、残ったら有希のところに預けておけば? ねえ、有希」
「いい」
「よいしょっと。う~、結構重たいですよ~」
「みくるちゃん、慌てて今すぐ運ばなくてもいいわよ。あとでキョンに一人で全部持ってきてもらうから暫くここに置いておきましょう」
 やれやれ、一人で運ぶとなると一体あと何往復する必要があるんだろうな。
 と、そのときは全く俺は気が付いていなかったのだ。鶴屋さんの差入れの中に日本酒を始めとするアルコール類が交じっていたことに。

 あとは皆さんのご想像通りだ。
 鍋の中身も空になり、俺たちはいつの間にか未成年者ばかりの酒盛りに突入していたのだ。若さゆえの過ちというか、暴走を止める者はこの場には誰一人いなかったということも恐ろしい限りではないか。
 …
 ……
 ………

「ちょっと~、古泉くん? ――あら、もう寝ちゃったの? 案外弱いのね、古泉くんって」
 ハルヒの声につられて古泉を見るともう既に寝転がっていた。が、もしかするとこいつのことだから狸寝入りなのかも知れんがな。
「それより、キョン~。あんた、さっきから一口も飲んでないじゃない。いいから、さあ飲め」
 勘弁してくれ。身体も思うように動かせん。かろうじて意識があるのが不思議なくらいだ。あはは、不思議だ。ハルヒ、お前の大好きな不思議だぞ。
「あ、あの、涼宮さん。なんかキョンくんも壊れちゃったみたいですし、あんまり無理はしない方が……」
 ああ、朝比奈さん。そんなこといったら、ヤブヘビってもんで――、
「なによ~、みくるちゃん。そういえば、あなた今まで全然アルコール類飲んでないじゃないの」
「ふ、ふぇっ! わ、わたしは――」
「ダメよ、許しがたいわ! こーなったら、実力行使あるのみ、なんだから」
 ハルヒはそういっって自分のコップを呷ったかと思うと、
「ひっ、いやぁ。す、涼宮さ――」
 素早い動きで朝比奈さんの身体を絡め取り、
「ん……くっ、ぷはぁ」
 何と口移しで無理矢理飲ませてしまった。
「……うきゅ~」
 即座に顔を真っ赤にした朝比奈さんは、そのまま後ろに卒倒した。
「あははは、みくるちゃんってー、やっぱ超可愛い~! ……ほら、キョン。そーゆーわけだから、あんたも――もっと飲め」
 だめだこいつ。早く何とかしないと。
 助けを求めるつもりで、俺は長門の方に目を向ける。
「…………」
 一人で黙々と酒瓶を空にし続けている長門の様子はいつもと変わらないように思えた。
「なあ、長門」
「………………なに?」
「助けてくれ。今となっては、この中で唯一平気そうなお前だけが頼りだ」
「……………………その認識は誤り」
 えーと、一体何のことだろう。他に頼りになりそうな者がいるとも思えないが。
「…………………………既に酩酊、……否、泥酔状態」
 はあ? ――長門、お前、もしかして酔っぱらってるのか?
「…………………………端的に言えば、そう。…………………………今から、それを…………………………証明、する」
 そう言って長門は立ち上がると、おもむろに隣に寄ってきて俺の肩に手を掛けた。

 次の瞬間。

 俺の背中は床に接しており、唇になにやら柔らかな感触が――
「えっ、ちょ、ちょっと有希? あんた、いったいなにしてんのよ」
 ハルヒの声が妙に遠くに聞こえる。
 目の前には、どアップの長門の顔。
 何が起こっているのだろう?
「………………………………アルコールの、勢い」
「へ? あんた、まさか酔っぱらったドサクサに、キョンに、そ、その、ちゅ、ちゅ、チューしたっていうの?」
 動揺した様子のハルヒ。
 だが事態はそれだけでは収まらなかった。
「あー、ずるいですよぉ、長門さん。独り占めなんてぇ、もっての他のぉ、禁則事項ですぅ」
 長門を押し退けるように突然現れた朝比奈さんは、俺を抱え起した。
 って、あの、朝比奈さん? なんか、その、目が据わってませんか?
「うふふ~、わたしも、キョンくん、いただきまぁ~~す。――んむ~~~~~~っ!」
 再び、俺の唇がふわふわした感触で塞がれる。
「み、み、みくるちゃんまで、な、な、な、なにしてんのよ」
 おい、ハルヒ~、お前呂律が回ってないぞ~。大丈夫か~?
 とか思っていた俺の顔面は、まるで幸せの一杯詰まったかのような、二つのふくらみにグリグリと押し当てられていた。
「えへへ~。真っ赤なお顔のキョンくんも、かわいいですねぇ。……はぁ、このままお家にお持ち帰りしたいなぁ~」
 何故だろう。ものすごく嬉しい目に遭遇しているような気がするんだが、なにぶん意識がはっきり定まらない。逆に悔しい気がするぞ。

 と、突然俺は朝比奈さんの元から引き剥がされた――ハルヒの手によって。
「うわぁぁ~ん、やめてよ~、みくるちゃんも、有希も、あたしのキョンを勝手に取っちゃダメなんだから」
 ハルヒは俺を身体ごとガッチリと抱えて、
「いい? キョンはあたし専用なの~。あたし一人だけの『ダーリン』なのよぅ。未来永劫、そう決まってるんだからぁ~」
 そう叫んだかと思うと俺にその唇を押し当ててきた。
 さっきから何が起こっているのか俺にはもうさっぱり解らん。
 と、フラッシュの光。いつの間にか起きた古泉がその手にデジカメを構えていた。
 まさか――ひょっとしてこれは全てお前の陰謀なのか。
「いえいえ、滅相もない。僕はこの貴重な瞬間に居合わせる事のできた幸運に感謝することしきり、ですよ」
 俺は古泉のデジカメを奪おうと思ったが身体の自由が利かない。って、ハルヒの奴が俺の首根っこをむんずと掴んで、隣の部屋に引きずっていこうとする。
「いい? 有希~、みくるちゃ~ん、古泉く~ん。今からぁ、こっちはあたしとキョンの愛の巣になるんだからねぇ。みんな、入ってきたりぃ、覗いたりしたらぁ、メッ、なんだからねぇ~」
 そう言ってハルヒは、和室に俺を放り込むと、襖をピシャリと閉めてしまった。

 えーと、状況を整理してみよう。

 今、俺が寝転がっているのは、例の七夕の日の一件で長門に助けを求めたときに使った布団と同じものだろう。
 あの時は長門の手によって三年もの間、時間を凍結されていた俺と朝比奈さんだったのだが、今の俺は体の上に圧し掛かったハルヒによって別の意味で硬直させられてしまっているのだった。
 顔面から数センチも離れていないハルヒの顔に向かって、俺は声を振り絞って尋ねる。
「なあハルヒ。一体これは何の真似だ? いくら酔っ払ってるからって、こんなこと――」
「あたしは酔ってなんかいないわよ」
 おいおい、酔っ払いは誰もがそう言うモンなんだがな。
「バカ…………あんた、そのぐらい見ただけで察しなさいよ」
 なんだって? それって、お前……
「有希やみくるちゃんは、アルコールの勢いかもしれないけど、あたしは違うんだからね。あたしはずっとキョンのことが――」
 そう呟いたハルヒの顔は、先程とは比べ物にならないぐらいに真っ赤になっていた。その理由がアルコールに因るものなのかそれ以外モノなのかは、残念ながら定かではなかった。
「それともキョン。あんた――あたしじゃイヤだった? ……やっぱり有希かみくるちゃんの方が良かったの?」
「いや、俺は――ハルヒが――ハルヒでなきゃダメなんだ!」
「キョン…………」

 再びハルヒの唇が俺の唇に重ねられた。

「あたしにここまで恥ずかしい思いさせたんだから、キョン、あんた最後まで責任取んなさいよ」
 最後まで、って何だよ? ところでハルヒ。何で俺の服のボタンを外そうとしてるんだ?
「うるさいアホキョン。もう――じっとしてないとダメじゃないのよ」
 っておい、ハルヒ。俺にも心の準備ってものがだな。……もしもーし、聞いてますか、おーい、ハルヒ?

 

 

 
「……ちょっと、キョン。キョン? ねえ、あんた、ほんとに大丈夫?」
「まあ、涼宮さん。ここは暫くそっとしておいてあげた方が良いのではないかと、僕は思ってるんですが」
「え、でも、古泉くん……。なんか、キョンがさっきからうわ言で、あたしに助けを求めてるみたいだし」
「あの、多分心配ないと、わたしは思います。――だって、キョンくん、こんなに幸せそうな顔してるんですもの。うふふ」
「急性アルコール中毒の症状は見られない。ただ眠っているだけ」

 あーあ、失敗だわ。
 コッソリとキョンの飲み物にお酒を混ぜて酔っ払わせて恥ずかしい話を聞き出してやろうと思ってたのに、コップ一杯分空けただけで寝ちゃうなんて。
 しかもさっきから寝言であたしの名前ばかり呼んでるし。これじゃ却ってあたしの方が恥ずかしいだけだわ。
 かといって、みんなの手前引っ叩いて起こすわけにもいかないし、もう、どうしたらいいのよ?

 そんなことを考えながら、あたしはただマヌケ顔で眠っているキョンの唇をひたすら人差し指で突っついてばかりなのだった。


orz
何か吊りたくなってきた。

こっちはかなりキョンデレを意識してたんだけど
結局夢オチかよ! みたいなw

念のため一言書いておくか。
「未成年者の飲酒は法律により禁止されています。以上!」
ちなみに自分はアルコールは全く身体が受け付けませんwwww




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