(´・ω・`)ノシ

念願の新しい扇風機を手に入れたぞ! (゚∀゚)
今年の夏もこれで乗り切るぜ! 頼むよ相棒。
ところで最近の扇風機はリモコンとか付いてるんですな。
弱よりも一段階の微風が付いてるのって、結構なブルジョワ機なのよ。

で、扇風機ネタでSSを投下したりね。
↓からどーぞ。


 雨が降ろうが降るまいが、この時期のハルヒはすこぶる機嫌が悪い。先日までは降り続く雨がさっさと止まないかと暗黒のオーラを纏って呪詛の言葉を吐き散らしていたのに、いざ晴れたら晴れたで、
「あーもうっ、暑っいわねー! ホントにイライラするわ。昨日まではちょっとは涼しかったってのに、何で急に暑くなんのかしら? 誰が許可したのか知らないけど、あたしは許さないんだから」
 と、熱望していたはずの太陽光に対しても恨み言をぶちまけている始末だ。
「はあ……なにかこう、ぱーっと辺りの気温が一気に下がるようなことが起きないかしら?」
 また始まったか。願わくは、宇宙から巨大氷塊が降り注いだり、氷河期が到来、なんて事態は勘弁して欲しいものだ。
「そうねえ、例えば絶対零度の遊星がこの地球に大接近するとか、土星からブ○ック星人が雪女怪獣連れて地球の若いカップルたちを誘拐しにくるとか」
 やれやれ、結局ろくでもないことばかり思いつきやがって。つーか、何で土星なんだ? 大体、○ラック星人ならブラッ○星からくるんじゃないのか?
「うっさい、キョン! あんたもどうせ下らないこと喋るんだったら、お寒いジョークとかにしておきなさいよ。今ならウケなくても、『カチンカチンに氷漬けにしてからバラバラにした後にブレスレットにて奇跡の復活』の刑で許してあげるから」
 何だそのわけの解らん罰ゲームは?
「あーあ、だるいなー、もう」
 普段なら一口で飲み干してしまう朝比奈さんのお茶に口を付けようともせず、ハルヒはどこぞの弛緩しきった白黒マスコットキャラクターのように机に伏したまま、力なく文句の言葉だけをこぼし続けるのだった。
「ふむ、あまりよくない傾向ですね」
 どうした、古泉? まさか例のヘンテコ空間でも発生してるのか?
「いいえ。ただ、涼宮さんのご機嫌が悪化の一途を辿り続けるなら、何かが起こるのも時間の問題かと」
 お盆を抱えた朝比奈さんも困ったように俺の方を見てウンウンと頷いている。
 長門は――不動の姿勢で絶賛読書モードであるが、ひょっとすると土星から侵略してくる雪女怪獣一味と一大情報戦を繰り広げていてもなんら不思議はない。
 しかし……本当に難儀なヤツだ、うちの団長様ってのはな。

 その日の帰り際に通りがかったゴミ捨て場で、とあるものを失敬した俺は、それを翌日の放課後に文芸部室に持ち込んだのであった。

「あら、なによキョン、その扇風機、一体どうしたの?」
「ああ、捨ててあったのを拾ってきただけだ。首振りの箇所が壊れてるっぽいけど、一応スイッチ入れたらちゃんと回ることは回るぞ」
「へえ。あーあ、それにしても、見るからにオンボロね。どうせ拾ってくるならエアコンとかにしなさいよ」
 いや、それは例え拾ってきてもこの部室に設置とか色々無理がありすぎるだろ?
「まあ、ただの雑用としての最低限の仕事は果たしてるみたいだから、今回は許してあげてもいいわ」
 いや、俺は何かコイツに許されないといけないことをしたとでも言いたいのだろうか?
「それはそうと、扇風機といったら、やっぱアレよね。有希ー! こっち来なさい」
 ハルヒは長門をパイプ椅子ごと捕獲すると、扇風機の前に配置して、
「さあ有希、『ワタシハウチュウジンダ』って言ってご覧なさい!」
haruhi_yuki_toward_the_fan
 って、おいおい?
「……わたしは、宇宙人」
「ちっがーう! そうじゃなくって、もっとこう、なんていうか……」
「……わたしは、宇宙人」
「あー、もう、違うったら! ハイ、もう一回っ!」
 一瞬、何を始めたかと焦る俺だったが、何のことはない。ガキの頃に誰もが扇風機を前にして遊んだはずのアレを今頃、ハルヒは長門に仕込んでいるだけなのだった。
 俺はつい苦笑してしまいながらも、ハルヒがちょいとでも何かに気を紛らせてくれている様子を見て、まあこれでいいか、と少し気を楽にしたのであった。

「おやおや、これは実に微笑ましい光景ですね。ちなみに『僕は超能力者です』とでも言ってみればよろしいのでしょうか?」
「ふえっ、わ、わたしですかぁ? で、出来ませんよ、禁則事項ですぅ!」
 ……いや、二人とも、それ全然違うから。全く意味解らんから。

 ちなみに壊れていた首振り機能は、長門が後日コッソリ修理しておいてくれたらしい。って、その長門もことある毎に扇風機に向かって「ワタシハウチュウジン」を連発しているのであった。……なんだかな、一体。


スレでイデ隊員の宇宙語がでてましたけど、(正しくはキエテ・コシ・キレキレテのはず)
ググってたらウルトラマン該当回でのバルタン星人の発言が
朝倉涼子の「有機生命体の死の概念がよく理解できない」云々の元ネタだとかあって
そういう考えもあったのか、とか。

ところで、記事更新もスレへの投下も
一時お休みするかと思います。最長十日間ほど逃亡予定っす。
それより早く戻ってきたら笑ってやってくださいまし。

では。(´・ω・`)ノシ




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