なんかもう二度とSS書けないんじゃ、ってぐらい駄目ですよ。
次スレの時期だからとかそういうの関係なしの無理やりなボロボロですが
↓からどーぞ。
その日、登校したばかりの俺を待ち伏せていたのはニヤケ面を僅かばかり引き攣らせたような古泉だった。朝っぱらからテンションの下がるような展開に、俺の憂鬱ゲージは既に満タンになっちまったぞ。
「どうした、また例のトンデモ空間が発生したのか?」
古泉は両手を開いた例のポーズで「ふっ」と溜息をついてから首を振る。
「いいえ。ですが、状況は刻一刻と悪化するばかりです。早急に何か手段を講じる必要があります」
どうやら最近、ハルヒの欲求不満が溜まりに溜まっており、もはや破裂寸前の水風船状態なのだとか。
「何故そんなことになっちまったんだ? 大体、ハルヒが退屈しないように、適度にレクリエーションを用意するって言ってたのはお前だろう」
「はい。ですが……正直なところ、機関でもしばらく最適な手段を用意することが難しくなってきているのです。涼宮さんの能力を刺激しないような、それでいて彼女の興味を引くような娯楽は、実のところそう多くは無いのですから」
いつもの余裕など、どこかに消失してしまったみたいに古泉は焦りを隠せずにいた。
「それで、朝っぱらから俺に何の用なんだ?」
「実は、本日の夕刻に機関で緊急の対策会議が開かれることになってまして、つまり――僕は本日の団の活動を欠席することになりそうだということです」
会議のために前線にいる人員を招集するなんて聞いたことないぞ。
「そのぐらい我々も手段に窮しているというわけです。ですので、僕の不在の間、涼宮さんのことをよろしくお願いしたいと思いまして」
さらっと言うなよな、そんなこと。
「特に多くを望んでいるつもりはありませんよ。ただ、出来る限り涼宮さんの気持ちを和ませて差し上げられるように配慮していただければ……」
ああ、仕方ねーな。解ったよ。努力はするが責任は取れん。
「いつも最終的にはあなたを頼らざるを得ないのです。申し訳ありませんが、よろしく頼みましたよ」
それだけ言い残して古泉は自分のクラスのほうに去って行った。
やれやれ、俺もとんだお人好しだな、全く。
何が悲しゅうて臨界を突破した暴走反応炉の面倒を看なければならんのか……。
果たして、その日の放課後までハルヒは仏頂面したまま、頬杖をついて窓の外をずっと眺めていてくれた。
視線を合わせなければこちらの動揺を悟られることも無いわけだが、背中に地球を吹き飛ばすぐらいの時限爆弾を背負わされた状態でいるのは、頼むから勘弁して欲しいものだ。
さて放課後、何故か部室ではハルヒと俺の二人きりなんて事態になっているのであった。
朝比奈さんは進路面談、長門はコンピ研に借り出されている。つまり俺はハルヒの相手を一人でしなければならないということであり……おいおい、これは何かの陰謀か?
「ねえ、ちょっとキョン」
ほら、おいでなすった。
「何だ、ハルヒ?」
「何だ、じゃないわよ! いいからこっちに来なさい」
俺の返答に憤慨したのか、ジロリとこちらを睨み付けている。目から石化光線とか出してても不思議じゃないぞ。
「みくるちゃんも有希もいないし、古泉くんは用があるからって帰っちゃったし、仕方ないから、あんたが何かこう、この場を楽しくするようなことを企画しなさい」
相変わらずのいきなりな無茶振りである。
「楽しく、っても、どうすりゃいいんだよ? 古泉の代わりに俺と何かゲームでもするのか?」
「そんなの却下! いかにもつまんなそうじゃん」
一言でバッサリ切って落とされたぞ、おい。
「そもそもハルヒ、お前は団長なんだろ。いつも通りに自分の好きなようにすればいいじゃないか」
「だから、あたしはあたしのしたいようにしてるわよ!」
うん? そりゃ一体どういう意味だ?
「う、うるさい!」
まさかとは思うが……ハルヒは俺に何かして欲しいとか考えてたってことなのか?
そこまで考えたとき、今この場に朝比奈さんも長門も古泉もいないというのが妙に引っかかる。
ひょっとして、俺――ハメられた?
「ちょっと、なによ、ムッツリ黙り込んじゃって。もしかして変なこと考えてないでしょうね?」
変なことってどんなことだ? 具体的に言ってみろ。
「……バカ」
とにかく、こうなった以上、この場で押し問答を続けていても何の進展も無いだろう。となると、とっとと逃げ出すに越したことは無いんだが、さて、このまま帰ると言ってもハルヒは団の活動をサボると受け取りかねんし、ううむ……待てよ?
「って、ちょっとキョン、鞄持ってどこに行くつもり? まさか、もう帰るんじゃないでしょうね」
「いいからハルヒ、お前も鞄持って来い。ここの鍵なら長門が後で閉めておいてくれるだろう」
「だから、どこに行くのよ?」
「不思議探索だ。そうだな、手始めには坂の下の駄菓子屋とかコンビニ辺りでどうだ?」
俺の意図を察したのか、さっきまで怪訝な表情だったハルヒの瞳は、一昔前の少女漫画のヒロインの如くまるで銀河を詰め込んだかのように輝いていた。何て現金な奴だコイツは。

「そうねえキョン、中々あんたも気が利くようになってきたじゃないの。ほら、急ぎなさい!」
だから、ネクタイを引っ張るなっつーの。ただでさえ懐が傷みっ放しなんだからな、お前の方こそ少しは俺に気遣えっての。
「いいから、早く早く!」
こうなったらもうハルヒは誰にも止められないな。えっ、自業自得だって? そんなこと、俺が一番自覚してるんだけどな、コンチクショウめ。
あかんね。
今月はこの先更新できるかどうか自信ゼロ。
('A`)
