XM6で『空の浮動産』を動作させる

いやホントは発売と連動してこのページを作成する予定だったんですけど……。

当然ですが『空の浮動産』for X68000/Windows同梱版が必要です。まだお持ちで無い方はせっかくですので是非ご購入ください

方法


Windows用X68kエミュレータ版をインストールしている前提で作業を進めていきます。

XM6の最新版(これを書いている時点ではver1.68)のアーカイブを適当なディレクトリに展開します。例によってIPLROM.DATとCGROM.GDATも同じディレクトリに置いておきます。

XM6を起動します。


白窓君

無事上記のメッセージが表示されたらXM6の設定を行います。


アスペクト比にあわせて拡大

まず「表示」で「アスペクト比にあわせて拡大」をチェックします。次に「ツール」のオプション設定を起動します。


20MHz (大当たり!!)/12MB (フル実装)

「システム」タブの「速度」を「20MHz (大当たり!!)」に、「メモリ」を「12MB (フル実装)」にします。


62.5kHz

「サウンド」タブでは縁起物なので「サンプリングレート」を「62.5kHz」にします。


ドライブ数0

「SASI」タブでは「ドライブ数」を「0」にします。


ドライブ数2

「SxSI」タブでは「ドライブ数」を「2」にします。


ANOS2X68/id0.hds

「ID0」をクリックしてWindows用X68kエミュレータ版ををインストールしてあるディレクトリの「id0.hds」を選択します。


パリティ生成回路を付加する

「改造」タブで「パリティ生成回路を付加する」にチェックが入っていることを確認してください。

次にSxSIをXM6環境にインストールします。Webで検索すれば見つかると思いますがせっかくなのでディスクイメージを用意しました。オリジナルアーカイブ同梱だから転載扱いということでどうかよしなに。ディスクイメージ sxsiboot.xdf から起動して bootset を実行します。


bootset

書き込むアドレスは "ED0100" を、ユニット起動待ち時間は"1"秒を設定します。


switch

次に switch を起動して BOOT を STD に変更しておきます。これでミュージックモードのディスクイメージからの起動も簡単です。あと一応 EJECT を ON に SRAM を Program に設定して内容を書き込んでから終了します。

以上の作業で起動するようにはなっていますが、もう少々設定します。


copy

drive を実行して C: がSCSIハードディスクになっているのを確認してから dcache2 を C: にコピーします。次に ed で C: の autoexec.bat を編集して dcache2 を常駐するようにします。


ed

おや既にコメントとして書き込まれています(?)。 dcache2 の行の "::" を削除して [ESC]-e で保存終了します。

後はXM6を再起動すれば『空の浮動産』for X68000 が無事起動するはずです。お疲れ様でした。

P.S. 『あの素晴らしい をもう一度』(復刻版)をXM6で動作させるはもう既に SxSI で100MB以上のSCSIディスクイメージが運用可能なので以下略。


おまけ


実は ZMUSIC V2 のデータが hoot の 20040606 版から再生可能になっている(まだ実験中ではありますが)ので『空の浮動産』for X68000 のBGMを hoot で演奏させてみることにします。

ミュージックモード用のディスクイメージ anos2music.xdf から *.zmd ファイル全てと sora.zpd を抽出します。

zmusic.x ver2.08e(zmsc.xは不可) と anos2mus.bin と先ほど抽出した *.zmd ファイル全てと sora.zpd を圧縮して anos2mus.zip anos2.zip を作成して適当なディレクトリに追加してください。

曲リストはXMLファイルの適当な位置に anos2mus.bin のアーカイブに同梱の xml.txt をペーストしてください。

(注)一部の曲で音色切り替え時に異音がしますがこれはレジスタ書き込みの遅延時間が実機よりも極端に短いからだと思われます。なお ROMEO で再生した場合、この症状は起こらないことを確認しております。


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